職種を変えるときの考え方
営業からプランナー、SEO・SNSから広告、制作から効果を見る側へ

経験は、相手の言葉に
言い換えて伝える。
営業からマーケに入りたい人、SEOやSNSから広告に広げたい人、作る側から効果を見る側に回りたい人。
どの転職でも大切なのは、今までの経験を、相手の会社が求める言葉に言い換えることです。
よくある転職で、何が生きて、何を新しく学ぶのかを見ていきましょう。
- 営業からアカウントプランナーへ
- SEO・SNS運用から広告やAI検索へ
- 制作からクリエイティブディレクターへ
Q1営業からアカウントプランナーに移るには?

未経験から入れる求人の多くは、法人営業1〜2年を条件にしています。オプトは「法人営業1年以上(課題解決・提案型)」、電通デジタルは「法人向けの提案型営業1年以上」、サイバーエージェントの営業職は「無形商材の法人営業2年以上」などです(求人票、2026年10月)。
個人向けの営業(銀行・証券・保険など)の人は、「商品を売った話」ではなく、「相手の課題を聞いて提案し、数字の目標を達成した話」として伝えましょう。求人が求めているのは、課題を聞いて提案する力だからです。

未経験で採る会社は「27歳くらいまで」と言われることもあります(主張)。30代なら、前の仕事の実績をマーケの言葉で語り直せるかが見られます(主張)。
Q2SEOやSNS運用から、広告やAI検索に広げるには?

SEOの経験は、検索広告やAI検索の対策で生きます。サイバーエージェントのAI検索の職は、歓迎する経験に「SEOの経験」を挙げています。代理店のSEO職は、SEOの実務とお客さんとのやり取りの経験をセットで求めるので、社内のメディアだけを担当してきた人は、社内外の相手と合意を取った経験を1つ用意しましょう。
SNS運用の経験は、SNSの支援会社や代理店のSNS部門、SNS広告で生きます。求人の多くはSNSの実務2年前後を条件にしています。「フォロワーが増えた」で終わらず、指名検索や売上など、事業の数字にどうつながったかまで話せると強みになります。
インフルエンサー施策の経験がある人は、ステマ規制(2023年10月)への対応を話せると安心材料になります。
Q3デザイナーや動画編集者は、どう広げる?
道は2つあります。作る人のまま広告の制作を続ける道と、配信した後の数字を見て作り直しを決めるクリエイティブディレクターに移る道です。求人では後者の年収の幅が上に広く、ナハトは420万〜600万円、北の達人は444万〜1,068万円です。
クリエイティブディレクターの求人で共通するのは、テストの結果から改善を考えた経験です。北の達人は、副業や個人の活動での実績でも応募できるとしています。ナハトのクリエイティブディレクターは、作品集での選考がありません(求人票)。

成果報酬型の会社から大手の代理店を目指す人は、獲得単価や利益を管理した経験を、「運用・分析・改善提案」「チームを率いた経験」など、大手の求人の言葉に言い換えて伝えましょう。
「なぜ職種を変えるのですか?」と聞かれたら
前の仕事を否定せず、生きることと広げたいことで話します。
いまの経歴に近いものを開いてください
営業からアカウントプランナーへ
前職では、法人のお客様の課題を聞いて提案し、3年続けて目標を達成してきました。
ただ、提案できるのが自社の商品だけで、お客様の課題にもっと合う手段があっても選べないもどかしさがありました。
課題を聞いて提案する力は、アカウントプランナーでそのまま生きると考えています。
広告という幅広い手段で、お客様の売上に責任を持ちたいです。
SEOから広告・AI検索へ
SEOでは、記事を直して検索からの流入を1年で2倍にしてきました。
ただ、成果が出るまで時間がかかり、新しい商品の需要を速く確かめられないもどかしさがありました。
検索する人の気持ちを考える力は、広告やAI検索の対策でもそのまま生きるので、毎週の数字から仮説を確かめ、売上につながる改善をしたいと考えています。
SNS運用からSNS広告・代理店へ
前職では企業アカウントの運用を担当し、投稿の企画を毎週見直して保存数を2倍にしました。
ただ、運用だけでは売上への効果を示しきれず、広告と組み合わせればもっと成果を出せると感じていました。
SNSで人の反応を読む力を生かし、SNS広告も含めて売上まで責任を持てる仕事に広げたいです。
デザイナー・動画編集からクリエイティブディレクターへ
これまで広告の動画を月に20本ほど作ってきました。
ただ、配信した後の数字を見る機会がなく、どの案がなぜ当たったのか分からないままでした。
作る力は、勝つ案の型を見つけて作り直しを決めるときにも生きると考えています。
配信後の数字から改善を決める側に回り、作る力を成果につなげたいです。
成果報酬型から大手の代理店へ
成果報酬型の会社で、獲得単価と利益を見ながら月数千万円の運用を担当してきました。
当たる広告を見極める力は身につきましたが、認知から購入までの全体の設計や、大きなブランドとの仕事は経験できませんでした。
運用と分析の経験を生かし、より大きな予算で全体を設計できる立場で力を伸ばしたいです。
ポイント「前の仕事が嫌だった」ではなく、生きることと広げたいことをセットで話しましょう。
まとめ
- 営業→アカウントプランナー:法人営業1〜2年を条件にする求人が多い。課題を聞いて提案した話として伝える
- SEO→検索広告・AI検索、SNS運用→SNS広告・代理店のSNS部門。事業の数字とのつながりを話す
- 制作→クリエイティブディレクター:テストの結果から改善した経験が見られる
- 前の仕事を否定せず、生きることと広げたいことで話す