面接で使える最近のM&A
事例の選び方と話し方

「最近気になったM&A」に、
答えられるだけで
本気度が伝わる。
M&A仲介の面接では、「最近気になったM&Aは?」とよく聞かれます。
ニュースで見た事例を1つ、狙いまで話せれば十分です。
大きなM&Aにはいくつかの型があります。型を知ると、ニュースがぐっと読みやすくなります。
- 大きなM&Aの4つの型
- 2024〜2026年の主な事例
- 面接での答え方
Q1大きなM&Aには、どんな型があるの?

海外に出るは、成長する市場をM&Aで一気に手に入れる型。同意のない買収提案は、相手の経営陣が賛成していないのに買収を持ちかける型。親子上場の解消は、上場している子会社を完全に取り込む型。上場をやめる(非公開化・MBO)は、経営陣や創業家などが株を買い集めて上場をやめ、長い目で経営する型です。
Q2最近は、どんな事例があったの?
| 時期 | 事例 | ポイント |
|---|---|---|
| 2025年6月 | 日本製鉄がUSスチールを買収(約141億ドル) | 成長する米国に生産拠点を持つ。米国政府が拒否権を持つ「黄金株」つき |
| 2024〜2025年 | クシュタールがセブン&アイに買収を提案 | 同意のない買収提案の代表例。約7兆円まで引き上げたが、2025年7月に撤回 |
| 2025年5月 | NTTがNTTデータを完全子会社に(約2兆3,712億円) | 親子上場の解消。グループで一体となって動く |
| 2026年 | 豊田自動織機の非公開化・久光製薬のMBO | 上場をやめ、長い目で経営する |
| 2026年6月 | ヤマダHDとエディオンが経営統合で基本合意 | 家電量販の大手どうしが、2027年10月に持株会社をつくる予定 |
| 2025年4月 | 物語コーポレーション(焼肉きんぐ)が米国の鉄板焼き「SHOGUN」グループを取得 | 海外に出る時間をM&Aで買った、身近な例 |
日付・金額は各社の発表や報道より(2026年10月時点)。面接の前に、最新のニュースも確かめておきましょう。

Q3面接では、どう答えればいいの?

答えは30秒〜1分。何が起きたか(いつ・誰が・何を買った)、なぜ買ったか(買い手の狙い)、自分はどう見るか、そして仕事とのつながりの順です。
面接官が知りたいのは、ニュースの詳しさよりも、M&Aに本当に興味があり、自分の頭で考えられるかです。
「最近気になったM&Aはありますか?」と聞かれたら
身近な事例を1つ、狙いまで話します。
物語コーポレーションが2025年4月に、米国の鉄板焼きチェーン「SHOGUN」グループを買った事例です。
一から米国にお店を出すと時間がかかるところを、すでに人気のあるお店を仲間にすることで、海外に出る時間を買ったのだと思います。
中小企業のM&Aでも、買い手は時間を買い、売り手は会社や社員を残せます。
そんな両方に良い形をつくる仕事がしたいと思いました。
ポイント大企業の事例でもかまいません。最後に「だからこの仕事に興味がある」とつなげると、志望動機とぶれません。
まとめ
- 大きなM&Aの型:海外に出る・同意のない買収提案・親子上場の解消・上場をやめる(MBO・非公開化)
- 事例は1つでいいので「なぜ買ったか」まで話せるようにする
- 答え方:何が起きた→なぜ買った→自分の見方→仕事とのつながり
- 面接の前に最新のニュースを確かめる