身につくスキルとキャリアパス

M&A仲介は、
経営の「総合格闘技」。
M&Aの案件をまとめるには、営業の力だけでは足りません。
財務も、税金も、法律も、人のことも分かっている必要があります。
だからこそ、ここで身につく力は、その先のキャリアを大きく広げます。
この記事でわかること
- M&A仲介で身につく6つの力
- 仲介のあとに広がるキャリア
- 選考で見られる3つのこと
Q1どんな力が身につくの?

- 財務・会計:決算書を読み、会社のお金の流れをつかむ
- 企業評価:年買法・類似会社比較法・DCF法で値段を考える
- 税務:株式譲渡・事業譲渡でかかる税金を理解する
- 法務:NDA・基本合意・最終契約、表明保証などの約束を扱う
- 労務・人事:社員の待遇や引き継ぎ、買ったあとの統合(PMI)を考える
- 営業・交渉:社長と信頼関係をつくり、利害を調整して成立まで導く
あなた全部を最初から分かっている必要があるんですか?

ルート君入社のときは営業の力があれば大丈夫。ほかの5つは、案件をこなしながら専門家と一緒に覚えていくんだ。3年もすれば、かなり詳しくなるよ。
Q2仲介のあと、どんなキャリアがあるの?

数字や分析に強くなりたいならFAS、もっと大きな案件なら投資銀行、買う側に回って会社を伸ばしたいならPEファンドや事業会社のM&A部門。M&A仲介での成約実績は、どこでも強い武器になります。
ただし、仲介会社の面接で「次はファンドに行きたい」と言うのは逆効果です。まずはこの会社で何を成し遂げたいかを話しましょう。
Q3選考では、何を見られるの?

一番見られるのは、営業成績がたまたまではないか(再現性)です。どれだけ動いて、どんな工夫をして、その結果どうなったかを、数字で話せるようにしておきましょう。
社長や役員など決める人と話した経験も大きな強みです。そして、半年から1年かかる案件を最後まで走り切れるかどうか。粘り強さも見られています。
あなた資格は取っておいたほうがいいですか?

ルート君必須ではないよ。でも簿記2級を勉強していると、決算書が読める人だと伝わるし、学ぶ姿勢の証明にもなるんだ。
「将来のキャリアをどう考えていますか?」と聞かれたら
まずは目の前の会社で何をするかから話しましょう。
まずは御社で成約を積み重ね、社長から信頼されるアドバイザーになりたいです。
案件を通じて財務・税務・法務まで分かる人材になり、いずれは大きな案件や難しい案件も任せてもらえる存在を目指します。
後輩にも自分のやり方を伝えられるようになりたいです。
ポイント「独立したい」「次はファンドへ」は、すぐ辞めそうに見えて落ちる原因になります。長く活躍するイメージを伝えましょう。
まとめ
- 身につく6つの力:財務・会計、企業評価、税務、法務、労務・人事、営業・交渉
- その先にFAS・投資銀行・PEファンド・事業会社のM&A部門などのキャリアがある
- 選考では、営業成績の再現性・決める人と話した経験・粘り強さを見られる
- 資格は必須ではない。簿記2級は学ぶ姿勢の証明になる