事業承継問題
なぜアドバイザーが足りないのか

もうかっているのに、
後継ぎがいなくて
消える会社が約60万社。
日本には、もうかっているのに後継ぎがいない会社がたくさんあります。
このままでは、仕事も技術も、地域の雇用も消えてしまいます。
M&Aアドバイザーが足りないと言われる理由は、この数字にあります。
- 後継ぎがいない会社が、どれくらいあるのか
- そのままにすると、何が失われるのか
- なぜ仲介会社が、未経験の人も採用しているのか
Q1後継ぎがいない会社は、どれくらいあるの?
よく使われるのは、国(中小企業庁)が2017年に出した推計です。2025年に70歳を超える中小企業の社長は約245万人。そのうち約半分の約127万人は、後継ぎが決まっていませんでした。

さらにその約半分、約60万社は黒字なのに廃業の危機にあるとされました。もうかっているのに、会社をたたむしかない状況です。

日本の中小企業の数は、この推計のころの調査で約380万社(2014年)。最新の調査(2021年)では約336万者です(個人事業者を含むので「者」と数えます)。また最新の調査(帝国データバンク、2025年)では、後継ぎがいない会社の割合は50.1%で、7年続けて下がっています。それでも、まだ半分の会社に後継ぎがいません。
Q2そのままにすると、何が失われるの?

国の推計では、このまま廃業が進むと、2025年ごろまでの10年間で約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われるおそれがあるとされました。
M&Aで会社を引き継げば、社員の仕事も、取引先との関係も、長年の技術も残ります。
Q3なぜアドバイザーが足りないの?
黒字なのに危ない会社が約60万社あるのに対し、公表されているM&Aは2025年に5,115件。初めて5,000件を超えましたが、大企業のM&Aも含めた数です(レコフ調べ)。


Q4国はどう動いているの?
仲介会社が急に増え、中には強引な営業をするところもありました。そこで国がルールを整え、安心して頼める業界にしようとしています。
- 2020年:中小企業庁が「中小M&Aガイドライン」を作る(仲介会社が守るべき行動のルール)
- 2021年:「M&A支援機関登録制度」が始まる(国に登録した支援機関が一覧で分かる)
- 2021年:業界団体「M&A仲介協会」ができる
「なぜM&A業界なのですか?」と聞かれたら
数字を1つ入れると、説得力が一気に上がります。
黒字なのに後継ぎがいない会社が約60万社あると知り、まだ続けられる会社が消えていくのはもったいないと感じました。
1年に公表されるM&Aは約5,000件で、助けを待つ会社に対してアドバイザーが足りていません。
営業で培った行動量を生かして、一社でも多くの会社を次の世代につなげたいと考えています。
ポイント数字だけで終わらせず、「取引先の社長が後継ぎに悩んでいた」など自分が見た場面を1つ足すと、ニュースの受け売りではなく自分の言葉になります。
まとめ
- 2025年に70歳を超える社長 約245万人、後継ぎ未定 約127万人、黒字でも廃業の危機 約60万社(国の推計)
- 放っておくと約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われるおそれ
- 公表されるM&Aは1年に約5,000件(2025年は5,115件)。需要に対してアドバイザーが足りない
- 2020年に中小M&Aガイドライン、2021年にM&A支援機関登録制度