CariBell
初級14本中 2本目約4分

事業承継問題

なぜアドバイザーが足りないのか

ルート君

もうかっているのに、
後継ぎがいなくて
消える会社が約60万社。

日本には、もうかっているのに後継ぎがいない会社がたくさんあります。

このままでは、仕事も技術も、地域の雇用も消えてしまいます。

M&Aアドバイザーが足りないと言われる理由は、この数字にあります。

この記事でわかること
  • 後継ぎがいない会社が、どれくらいあるのか
  • そのままにすると、何が失われるのか
  • なぜ仲介会社が、未経験の人も採用しているのか

Q1後継ぎがいない会社は、どれくらいあるの?

よく使われるのは、国(中小企業庁)が2017年に出した推計です。2025年に70歳を超える中小企業の社長は約245万人。そのうち約半分の約127万人は、後継ぎが決まっていませんでした。

後継ぎがいない会社の数。約245万人:2025年に70歳を超える中小企業の社長。約127万人:そのうち、後継ぎが決まっていない。約60万社:黒字なのに、廃業の危機。出典:中小企業庁の推計(2017年)。

さらにその約半分、約60万社は黒字なのに廃業の危機にあるとされました。もうかっているのに、会社をたたむしかない状況です。

あなた60万社も! もうかっているのに、なくなっちゃうんですか?
ルート君
ルート君子どもが継がない、社員にも任せられない。そんな理由で、仕方なく会社をたたむ社長が多いんだ。

日本の中小企業の数は、この推計のころの調査で約380万社(2014年)。最新の調査(2021年)では約336万者です(個人事業者を含むので「者」と数えます)。また最新の調査(帝国データバンク、2025年)では、後継ぎがいない会社の割合は50.1%で、7年続けて下がっています。それでも、まだ半分の会社に後継ぎがいません。

Q2そのままにすると、何が失われるの?

このままだと失われるもの。約650万人の雇用、約22兆円のGDP(2025年ごろまでの10年間の累計)。M&Aで引き継げば、仕事も技術も残る。出典:中小企業庁の推計。

国の推計では、このまま廃業が進むと、2025年ごろまでの10年間で約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われるおそれがあるとされました。

M&Aで会社を引き継げば、社員の仕事も、取引先との関係も、長年の技術も残ります。

Q3なぜアドバイザーが足りないの?

黒字なのに危ない会社が約60万社あるのに対し、公表されているM&Aは2025年に5,115件。初めて5,000件を超えましたが、大企業のM&Aも含めた数です(レコフ調べ)。

アドバイザーが足りない理由。助けが必要な会社 約60万社に対し、1年に公表されるM&Aは約5,000件(2025年は5,115件、大企業も含む)。このペースでは、とても追いつかない。だから仲介会社は、未経験のアドバイザーも採用している。
あなた全然追いつかないですね…。
ルート君
ルート君だから仲介会社は、未経験の人も積極的に採用しているんだ。社長と話してきた営業の経験がある人には、入口が開いているよ。

Q4国はどう動いているの?

仲介会社が急に増え、中には強引な営業をするところもありました。そこで国がルールを整え、安心して頼める業界にしようとしています。

  1. 2020年:中小企業庁が「中小M&Aガイドライン」を作る(仲介会社が守るべき行動のルール)
  2. 2021年:「M&A支援機関登録制度」が始まる(国に登録した支援機関が一覧で分かる)
  3. 2021年:業界団体「M&A仲介協会」ができる
面接ではこう話そう

「なぜM&A業界なのですか?」と聞かれたら

数字を1つ入れると、説得力が一気に上がります。

黒字なのに後継ぎがいない会社が約60万社あると知り、まだ続けられる会社が消えていくのはもったいないと感じました。

1年に公表されるM&Aは約5,000件で、助けを待つ会社に対してアドバイザーが足りていません。

営業で培った行動量を生かして、一社でも多くの会社を次の世代につなげたいと考えています。

ポイント数字だけで終わらせず、「取引先の社長が後継ぎに悩んでいた」など自分が見た場面を1つ足すと、ニュースの受け売りではなく自分の言葉になります。

まとめ

  • 2025年に70歳を超える社長 約245万人、後継ぎ未定 約127万人、黒字でも廃業の危機 約60万社(国の推計)
  • 放っておくと約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われるおそれ
  • 公表されるM&Aは1年に約5,000件(2025年は5,115件)。需要に対してアドバイザーが足りない
  • 2020年に中小M&Aガイドライン、2021年にM&A支援機関登録制度

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