FDE・AI導入の仕事
お客さんの会社でAIを動かす人

AIを
売るだけでなく、
動かす仕事。
FDE(フォワード・デプロイド・エンジニア)は、お客さんの会社に入り込み、AIやソフトを実際の業務で動く状態まで作り込む仕事です。
米国では、FDEの求人が1年で10倍以上に増えたという集計もあります。日本でも求人が出始めました。
エンジニアだけの仕事ではありません。営業の経験で応募できる型もあります。
- FDEとは何か
- エンジニア型・技術営業型・ビジネス型の3つの型
- 日本の求人と、営業出身の人の入口
Q1FDEって、何をする人?

始まりは、米国のデータ分析ソフトの会社Palantir(パランティア)です。製品を作るエンジニアとは別に、お客さんの現場に入るエンジニアと、現場で課題を見つけて定着させるビジネスの担当を置いていました。
生成AIが広がり、「入れたけれど使いこなせない」会社が増えたことで、この仕事が一気に注目されました。米国では、2026年1〜8月のFDEの求人が前の年の同じ時期の10倍以上に増えた、という集計もあります(Lightcast、Fortune誌の報道)。
Q2FDEには、どんな型があるの?

エンジニア型は、開発の経験が前提です。OpenAIの東京の求人は技術の導入5年以上、Sakana AIは本番の開発3年以上を条件にしています。
営業出身の人がまず狙えるのはビジネス型と、AIの会社の営業・CSです。課題を聞き出して解くべき問題を決める、経営層と現場の合意をつくる、導入後に定着させて効果を測る。どれも営業で使ってきた力です。
Q3日本では、どんな求人があるの?
| 会社・職種 | 提示年収 | 営業出身の人は? |
|---|---|---|
| Algomatic:現場に入る製品責任者(FDPM) | 700万〜1,500万円 | 法人営業・CS・コンサルとして、導入と活用を進めた経験で応募できる |
| LayerX:AIコンサルタント | 900万円〜 | コンサル5年以上が必須。営業の経験は歓迎 |
| ANDPAD:導入の戦略担当 | 800万〜1,500万円 | コンサル・SIerでのプロジェクト管理が必須。SaaSの導入支援・CSは歓迎 |
| SB OAI Japan:営業 | 736万〜1,195万円 | IT・SaaS・コンサルの法人営業3年以上 |
| SB OAI Japan:カスタマーサクセス | 679万〜1,195万円 | 大企業向けSaaSの導入・定着の支援。深い開発の力は不要 |
| ELYZA:AIソリューション営業 | 1,000万〜1,500万円 | 大企業向けの無形商材の提案営業か、コンサル |
求人票の年収は固定残業代を含むものが多く、「〜」は下限だけの表示です。エンジニア型のFDEは650万〜2,035万円の求人がありますが、開発の経験が必須です。


「なぜAI導入の仕事に興味があるのですか?」と聞かれたら
AIへの興味だけでなく、新しい仕組みを定着させた経験とつなげます。
前職で、営業の管理システムを部署に入れる担当になりました。
最初は誰も使わず、現場の人に1人ずつ話を聞いて、入力の手間を減らす使い方を一緒に決めたところ、3か月で全員が使うようになりました。
新しい仕組みは、入れるより使ってもらうほうが難しいと実感しています。
AIでも同じで、お客さんの現場に入り込み、使われ続けるところまで支える仕事がしたいと考えています。
ポイントAIの知識の多さより、新しいものを現場に定着させた経験を話すのが近道です。
まとめ
- FDEは、お客さんの会社に入り込み、AIを業務で動く状態まで作り込む仕事
- 型は、エンジニア型・技術営業型・ビジネス型の3つ。営業出身の人が狙えるのは、ビジネス型とAIの会社の営業・CS
- 日本のビジネス型の求人は700万〜1,500万円が目安(固定残業代込みが多い)
- FDEブームには慎重な意見も。肩書きより、任される仕事を確かめる