なぜ今SaaSとAIか
市場の大きさと、求人の多さ

企業のソフトの
8割強が
「借りて使う」形に。
企業向けのソフトの市場は、2026年度に3兆3,655億円になる見込みです。
そのうち、SaaSなど「ネット経由で借りて使う」形が2兆6,072億円。2030年度には市場の8割強になると予測されています。
生成AIを使う会社も増えました。ただ、使いこなせている会社はまだ多くありません。
- SaaS・AIの市場の大きさ
- IT業界と営業職の求人の多さ
- 生成AIの使われ方と、数字の読み方
Q1SaaSの市場は、どれくらい大きいの?

富士キメラ総研によると、企業向けソフトの市場は2025年度の3兆23億円から、2026年度は3兆3,655億円に伸びる見込みです。そのうちSaaSなど借りて使う形は2兆6,072億円で、2030年度には3兆7,357億円、市場の8割強になると予測しています(2026年10月発表)。
一方、箱で売るソフト(パッケージ)は、横ばいから少し減る見込みです。売り切りから月額への流れが、はっきり続いています。
AIの市場も伸びています。国内のAI関連の市場は2025年度見込みで1兆8,301億円、2029年度には3兆1,779億円になると予測されています(富士キメラ総研、2026年3月)。
Q2SaaSやITの会社は、人を探しているの?
dodaの転職求人倍率(2026年8月)は、全体で2.86倍、IT・通信の業種では7.47倍でした。転職を希望する1人に対して、7件以上の求人がある計算です。営業職も3.14倍で、前の年(2.71倍)より上がっています。
求人倍率は、dodaに登録した人と、dodaの求人の数から出した数字です。

Q3生成AIは、どれくらい使われているの?

生成AIを使う会社は増えています。ただ、数字は誰に聞いたかで大きく変わります。従業員10人以上でデジタル化を始めた会社の管理職に聞いた調査では86.4%が何かの業務で使っていますが、規模を問わず約1万社に聞いた調査では、業務で活用している会社は34.5%です。
共通して言えるのは、大企業ほど進んでいて中小は3割前後ということ。そして「使ってはいるが、業務の流れに組み込めていない」会社が多いことです。売上500億円以上の会社の調査で、効果が期待を大きく上回ったと答えた人は、日本9%、米国38%でした(PwC、2026年)。
導入の壁の1位は、使いこなす人やスキルの不足(70.3%)です。だからこそ、会社に入り込んでAIを定着させる仕事が増えています(中級の「FDE・AI導入の仕事」で詳しく説明します)。
「なぜ今、IT業界なのですか?」と聞かれたら
市場の数字と、自分の転職の軸をつなげます。
企業向けのソフトは、2030年度には8割強がSaaSなど借りて使う形になると言われています。
一方で、生成AIは使い始めた会社が増えても、業務に定着させられている会社はまだ少ないと知りました。
お客さんの会社に入り込み、新しい仕組みを使いこなしてもらうところまで支える仕事は、これからさらに必要になると考え、IT業界を選びました。
ポイント数字を言うだけでなく、それが自分のやりたい仕事とどうつながるかまで話しましょう。
まとめ
- 企業向けソフトは2026年度3兆3,655億円の見込み。2030年度は8割強が借りて使う形に
- IT・通信の転職求人倍率は7.47倍(2026年8月、doda)。海外の人員削減とは動きが違う
- 生成AIの導入率は、調査の対象によって86.4%〜34.5%と大きく違う。並べて比べない
- 使ってはいても定着していない会社が多い。だから導入を支える仕事が増えている