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初級9本中 5本目約5分

キャリアの道と年収

会社の形を移る道、技術を極める道と人を見る道

ルート君

道は
技術を極めるか、
人を見るか。

エンジニアのキャリアは、2つの軸で考えると分かりやすくなります。

1つは、SESから自社開発へなど、働く会社の形を移っていく道。もう1つは、技術を極めるか、チームと人を見るか、という道です。

代表的な会社の平均年収も見ながら、自分の道を考えましょう。

この記事でわかること
  • 会社の形を移っていく道
  • 技術を極める道と人を見る道
  • 代表的な会社の平均年収

Q1どんな順番で経験を積むの?

会社の形を移っていく道(よくある例)。SES・二次請け→元請けのSIer・受託開発→自社開発・SaaS。ほかに、社内SE、コンサル、フリーランスへ移る道もある。

厚生労働省の職業情報サイトでは、受託開発のSEは、研修のあと現場で教わりながら働き、3年目ごろに一人で詳細設計、5年目ごろに基本設計を含む開発全体を担うのが一般的とされています。

dodaは、転職の例として、二次請けのSIerから元請けへ、SIerからコンサル会社へ、を紹介しています。SESから自社開発へ移る道もよく語られますが、自社開発は即戦力を求めることが多く、求人も少ないとされます(転職サイトの解説)。

SES→受託→自社開発と移る人の割合を示す公的なデータは、見つかっていません。

あなた自社開発に移るには、何年くらい要りますか?
ルート君
ルート君自社開発やSaaSの中途の求人は、特定の言語で3〜4年以上を条件にすることが多いね。それに、AIを使った開発の経験を必須や歓迎に入れる会社が増えているよ。

Q2技術を極める道と、人を見る道

2つの道。技術を極める道:エンジニア→シニア→テックリード(チームの技術の方向を決める)→スペシャリスト。人を見る道:エンジニア→リーダー→EM(エンジニアのチームと人に責任を持つ)→VPoE・CTO。途中で道を変えられる会社もある。

サイバーエージェントは、エンジニアのキャリアを、エキスパート、テックリード、ビジネスリード、エンジニアリングマネージャーの4つに分け、選んだ道はあとから変えられるとしています。メルカリは、エンジニアに期待する行動と力の段階を公開しています(会社の発信)。

エンジニアから、何を作るかを決めるPdMや、データ分析・マーケ寄りの仕事に移る人もいます。PdMの求人では「エンジニアかデザイナーの経験2年以上」を歓迎する例があります。

Q3年収は、会社によってどれくらい違う?

代表的な会社の平均年収(有価証券報告書)
会社(決算期)形平均年収平均年齢
野村総合研究所(2026年3月期)SIer1,332.6万円39.7歳
メルカリ(2026年6月期)自社開発1,232.5万円37.2歳
富士通(2026年3月期)SIer1,012.3万円42.7歳
サイバーエージェント(2025年9月期)自社開発・広告913.8万円33.8歳
LINEヤフー(2026年3月期)自社開発902.4万円39.0歳
freee(2026年6月期)SaaS805.6万円33.2歳
SHIFT(2025年8月期)テスト684.9万円38.0歳

会社全体の平均で、営業や管理部門も含みます。エンジニアだけの平均を出している会社はありません。平均年齢が高いSIer大手は、勤続の長い人が平均を押し上げます。

SESや派遣の会社では、本社の平均と現場の社員の給料が大きく違うことがあります。オープンアップグループでは、本社(持株会社)の平均859.8万円に対し、機械・電気の技術者が働く子会社は375.5万円でした。

フリーランスになる道もあります。レバテックフリーランスは、首都圏のWeb・アプリのエンジニアが週5日働いた場合の平均年収を881万円としています(2023年5月、会社の発信)。フリーランスと正社員の行き来は、上級の読み物でくわしく見ます。

面接ではこう話そう

「5年後、どうなっていたいですか?」と聞かれたら

どちらの道に進みたいかと、そのために最初にすることを話します。

いまの経歴に近いものを開いてください

技術を極めたい

5年後には、サービスの設計を任され、チームの技術の方向を決めるテックリードになりたいです。

そのために、まずは担当する機能の設計からリリース後の改善までを一人で回せるようになり、コードレビューで後輩の成長も支えたいと考えています。

人を見る道へ

5年後には、エンジニアのチームをまとめ、メンバーが成長できる環境を作るマネージャーになりたいです。

前職で3人のチームのリーダーを務め、毎週の振り返りで仕事の進め方を見直してきました。

まずは開発で信頼を得たうえで、育成や採用にも関わりたいです。

PdM・マーケ寄りへ

5年後には、エンジニアの経験を生かして、何を作るかを決めるプロダクトマネージャーになりたいです。

開発の中で、利用者の数字を見ながら機能を改善する面白さを感じてきました。

まずは開発で成果を出しながら、企画の会議にも積極的に関わりたいです。

ポイント肩書きだけでなく、そのために最初の数年で何をするかまで話しましょう。

まとめ

  • よくある道は、SES・二次請け→元請け・受託→自社開発。自社開発は3〜4年以上の経験を求めることが多い
  • 技術を極める道(テックリード)と、人を見る道(EM)がある
  • 有価証券報告書の平均年収は会社全体の数字。エンジニアだけの数字ではない
  • PdMやマーケ寄りに移る道、フリーランスになる道もある

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