AIでコンサルはどう変わる?
増える仕事、変わる仕事、面接での話し方

AIで仕事は
減るのか、
増えるのか。
AIで、コンサルの仕事はなくなるのでしょうか。
海外では新卒の採用を減らす動きがある一方で、AIの導入を手伝う仕事は大きく伸びています。
両方の材料を見て、面接で自分の考えを話せるようにしましょう。
- コンサル各社のAIの売上と投資
- 仕事の中身の変わり方(実験の結果)
- 若手の採用への影響と、日本の今
Q1コンサル会社は、AIでもうけているの?

BCGの2025年の売上は144億ドルで、AIとテクノロジー関連のサービスが40%超、AIのサービスは前の年より25%増えました(会社の発信)。アクセンチュアは2025年8月期に、生成AIの新規受注が59億ドルでした。その後、AIがほぼすべての案件に組み込まれたとして、AIだけの数字を出すのをやめたと報じられています。
日本ではNRIが、「AIによるビジネス変革」の売上を2025年の約300億円から、2028年に3,000億円超へ、10倍以上にする目標を掲げています(中期経営計画)。
Q2仕事の中身は、どう変わる?
BCGとハーバード大学などの実験(コンサルタント758人)では、AIが得意な課題で、AIを使った人は25.1%速く終え、質は40%以上高くなったと報告されています。一方、AIが苦手な課題では、AIを使った人の正答率が19ポイント下がりました。どこが得意でどこが苦手か、その境目が見えにくいのです。

お金のもらい方も変わりつつあります。マッキンゼーは、手数料の約4分の1が成果に連動する形だと説明したと報じられました。アクセンチュアは2026年10月、長期の目標に「1人当たり売上」を加えました。人数に比例しない稼ぎ方へ移ろうとしている、と読めます。ただし国内では、成果に連動する契約は「まだ一部」とIDCは分析しています。
Q3若手の採用は減るの?

日本の大手が「AIを理由に新卒を大きく減らす」と公式に発表した例は、今回の調べでは見つかりませんでした。デロイト トーマツの新卒採用は1,507人から1,289人に減りましたが、理由は書かれていません。国内のコンサルの求人倍率は9.90倍と高いままです(doda、2026年8月)。
若手の採用を減らす話の多くは、海外の、しかも報道による材料です。面接で使うときは「海外では〜と報じられている」と、出どころを添えましょう。
「AIでコンサルの仕事はどう変わると思いますか?」と聞かれたら
賛否の両方を押さえたうえで、自分の立ち位置を話します。
いまの経歴に近いものを開いてください
営業から
調べものや資料作りはAIで速くなり、若手の作業は減ると思います。
一方で、企業の6割がAIを試す段階で効果を出せていないという調査もあり、現場で使われるまで動かす仕事は増えると考えています。
営業として、新しい仕組みに不安を持つ現場の方を説得してきた経験は、そこで生きると思います。
SE・ITから
AIで、資料作りやプログラムを書く時間は短くなると思います。
ただ、AIの答えが正しいかを確かめ、業務やシステムにどう組み込むかを決めるのは人の仕事です。
要件定義と運用の経験を生かし、AIを業務に組み込む案件で、技術と業務の間に立ちたいです。
マーケから
広告の現場では、AIで文章や画像を作るのが速くなり、作る作業の価値は下がっていると実感しています。
逆に、どの数字を目標にし、何を試すかを決める仕事の価値は上がっています。
コンサルでも、AIで出した分析から何をすべきかを決め、責任を持つ力が問われると考えています。
人材から
人材紹介でも、AIで求人や候補者の情報を整理する作業は速くなりましたが、最後に人の背中を押すのは人でした。
コンサルでも、作業が速くなるほど、お客様の組織を動かす力が大事になると考えます。
AIを入れる会社の、人と組織の変化を支える仕事をしたいです。
ポイント「なくなる」「増える」のどちらかに寄せず、両方の材料を1つずつ挙げてから、自分の経験が生きる場所を話しましょう。
まとめ
- BCGはAI・テクノロジー関連が売上の40%超。NRIはAIの売上を10倍にする目標
- AIで作業は速くなるが、苦手な課題では間違いが増える(BCGなどの実験)
- 海外では新卒採用を減らす動き。日本の大手の公式発表は見つからない
- 面接では賛否の両方を押さえ、出どころを添えて話す