CariBell
中級9本中 6本目約5分

選考とケース面接

流れ、解き方の型、中途の人が落ちやすいところ

ルート君

ケース面接は、
正解ではなく
考えの道筋を見る。

コンサルの選考で、多くの人が身構えるのがケース面接です。

「近所のカフェの売上を2倍にするには?」のような問題を、その場で考えて、面接官と話しながら解きます。

BCGもベインも「唯一の正解はない」と説明しています。何を見られているのか、解き方の型を押さえましょう。

この記事でわかること
  • 中途の選考の流れ
  • ケース面接の解き方の型
  • 中途の人が落ちやすいところ

Q1選考は、どんな流れ?

中途の選考の流れ(各社の採用ページから)。書類(履歴書・職務経歴書)→ Webテスト(会社や職種によってある)→ 面接2〜3回以上(ケース面接と、過去の行動を深く聞く面接)→ 内定(オファー面談)。選考期間の目安はアビームで2〜3か月。

面接の回数を数字で出しているのは、デロイト トーマツの「平均的には2〜3回」です。アビームは、選考期間の目安を2〜3か月としています(会社の発信)。

Webテストは、どの会社がどの種類(SPI、玉手箱、TG-WEBなど)を使うか、会社の公表がありません。記事どうしでも食い違うため、受ける会社の案内で確かめるのが確実です。アクセンチュアは、オンラインの適性検査では外部のAIの道具は使えないと案内しています。

Q2ケース面接は、どう解くの?

ケース面接の型。1 前提確認:目的・期間・対象を確かめる。2 分ける:問題を小さな部品に分ける(売上=客数×客単価)。3 計算:数字を置いて、声に出して見積もる。4 示唆:その数字から何が言えるか、何をすべきかを言い切る。

BCGは、アプローチの組み立て、的確な質問、データの分析、簡単な計算、最も重要な要因の見極めと、段階を踏んで取り組むと説明しています。評価するのは、はっきりした伝え方、論理的な思考、ビジネスの直感と創造性です(会社の発信)。

あなた例えば「カフェの売上を2倍に」なら、どう考えるんですか?
ルート君
ルート君まず前提を確認するんだ。「1店舗の話ですか? 期間は1年ですか?」。次に売上を客数×客単価に分けて、客数をさらに「席の数×回転数×営業日」のように分ける。数字を置いて計算したら、最後に「だから、まず昼の回転を上げるべき」のように、打ち手まで言い切るんだよ。

入り口によく出るのがフェルミ推定です。「日本に電柱は何本あるか」のように、調べられない数を、知っている数字と筋道立てた仮定から短い時間で見積もります。見られるのは計算の正確さより、仮定の置き方と筋道だとされます(転職の専門家の見方)。

出題の例(転職の専門家の記事から)
型例
フェルミ推定日本に電柱は何本あるか/ピアノの調律師の人数
売上を上げる近所のカフェの売上を2倍にするには
費用を下げる製造業の会社の製造コストを20%減らすには
新規事業・公共IT企業が次に参入すべき事業/市の待機児童の問題

Q3中途の人が落ちやすいのは?

転職の専門家は、中途ならではの落とし穴として3つを挙げます。①前職の常識を、面接官が示した前提より優先してしまう。②枠組みを埋めることが目的になり、「だから何が言えるか」が出ない。③課題を特定する前に、「AI」「DX」などの打ち手に飛びつく。

もう1つの柱が、過去の行動を深く聞くビヘイビア面接です。「それはなぜですか?」「他の選択肢は考えませんでしたか?」と深掘りされます(アクセンチュアの社員の体験談)。話は「状況→課題→行動→結果」の順に整理し、自分の行動と判断の理由を厚く話すのがよいとされます。

準備の期間は2〜3か月が望ましく、最初の1か月で考え方の型、残りで例題と模擬面接、という目安があります(転職の専門家の見方)。会社自身も練習問題を公開していて、BCGは練習クイズを3つ、ベインは「喫茶店を開くべきか」などの練習ケースを載せています。

面接ではこう話そう

ケース面接で、最初に何と言いますか?(例題:近所のカフェの売上を1年で2倍にするには)

いきなり答えず、前提の確認と、分け方の宣言から入ります。

いまの経歴に近いものを開いてください

営業・人材から

ありがとうございます。

考える前に、3点確認させてください。

対象は駅前の1店舗で、1年で2倍という理解でよいでしょうか。

値上げや新しい商品も、打ち手に含めてよいでしょうか。

いまの売上は、昼と夜のどちらが大きいか分かりますか。

確認できたら、売上を客数と客単価に分けて、どちらを伸ばすのが早いかを考えます。

金融・SE(数字が得意な人)

計算に入る前に、進め方を共有させてください。

まず対象と期間を確認し、売上を客数と客単価に分けます。

客数は、席の数、1日の回転数、営業日数に分けて見積もります。

数字を置いたら、どの部品を動かすと2倍に近づくかを比べ、最後に優先すべき打ち手を1つに絞ってお伝えします。

マーケから

前提として、1店舗・1年で2倍という理解でよいか確認させてください。

そのうえで、売上を客数と客単価に分け、客数はさらに新しいお客様とくり返し来るお客様に分けて考えたいと思います。

2倍は大きな目標なので、1つの施策ではなく、どの組み合わせで届くかを計算してみます。

ポイント前提の確認から分け方の宣言までを、30秒ほどで。黙って考え込まず、考えを声に出しましょう。

まとめ

  • 中途の選考は、書類→(Webテスト)→面接2〜3回以上が多い
  • ケース面接の型は、前提確認→分ける→計算→示唆
  • 唯一の正解はない。考えの道筋を声に出して見せる
  • 落ちやすいのは、前職の常識に頼る・枠組みだけ・いきなり「AI」「DX」

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