CariBell
初級9本中 3本目約5分

職種と階級

テーマ×業界のチーム、アナリストからパートナーまで

ルート君

コンサルは
テーマ×業界で
チームが決まる。

コンサル会社の中は、「戦略」「業務」「IT」「人事」などのテーマと、「金融」「製造」「公共」などの業界の組み合わせで、チームが分かれています。

そして、アナリストからパートナーまでの階級があります。

どんな仕事があり、どう上がっていくのかを見ましょう。

この記事でわかること
  • コンサルの主な職種(テーマ)
  • 業界別とテーマ別の組み合わせ
  • 階級ごとの役割と、昇進の考え方

Q1どんな職種があるの?

コンサルの主な職種(テーマ)。戦略:会社や事業の「これから何をするか」。業務:仕事の流れを見直して効率と品質を上げる。IT:システムの構想・選定・導入。人事・組織:人事制度、組織の形、人材育成。財務・M&A(FAS):会社の売買の助言、価値の計算、事業再生。リスク:法令順守、不正対策、サイバー。ほかに、調達・物流、マーケティング・顧客体験、データ・AI、公共、サステナビリティなど。

デロイト、PwC、KPMGなど多くの会社は、業界別のチーム(金融、自動車、製造、公共など)と、テーマ別のチーム(戦略、M&A、人事、IT、調達・物流など)を組み合わせています(各社の採用ページ)。

あなた私が行くなら、どっちのチームになるんですか?
ルート君
ルート君中途で業界の経験を生かすなら、その業界を担当するチームの求人に応募することが多いよ。デロイトの銀行向け、PwCの製造業向けのようにね。そこで業界の知識を生かしながら、テーマの専門性を身につけていくんだ。

固定のチームを置かない会社もあります。ベイカレントは横断型の組織、ライズは業界を固定せずに配属する「ワンプール制」と、有価証券報告書に書いています。アクセンチュアは2025年9月に、すべてのサービスを1つの事業部にまとめました。

Q2階級は、どうなっているの?

階級と役割(総合系の例)。アナリスト:調べる・分析する・資料を作る。コンサルタント:自分の担当を進め、仮説を立てる。マネジャー:プロジェクトの現場の責任者として、進行・品質・育成を担う。パートナー:お客様の経営層との関係、受注、最終的な責任。呼び名と段の数は会社ごとに違う。
会社ごとの階級の呼び名の例
会社入口 → 上
アクセンチュアアソシエイト → アナリスト → シニア・アナリスト → コンサルタント/スペシャリスト → アソシエイト・マネジャー → マネジャー → シニア・マネジャー → アソシエイト・ディレクター/プリンシパル・ディレクター → マネジング・ディレクター
ベイカレントアナリスト → コンサルタント → シニアコンサルタント → マネージャー → シニアマネージャー → アソシエイトパートナー → パートナー → エグゼクティブパートナー(別に専門職の道)
BCGアソシエイト → シニア・アソシエイト → コンサルタント → プロジェクト・リーダー → プリンシパル → マネージング・ディレクター&パートナー

アクセンチュアとベイカレントは会社の採用資料、BCGの並びは転職の専門家の記事によります。同じ「アソシエイト」でも、BCGでは入口、マッキンゼーでは2段目と、位置が違います。

役割について、ベイカレントは公式に、現場のメンバーは上の職位の指示の下でお客様に貢献し、マネージャーはプロジェクトを管理して提案もし、パートナーはお客様の経営層と関係を築いて複数のプロジェクトを統括する、と説明しています。

Q3何年で上がるの?

何年で昇進するかを公式に出している会社は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。年数はすべて転職の専門家の見方で、記事どうしで食い違いもあります。

目安として、総合系は「入社から3年ほどでコンサルタント、5〜10年でマネジャー」、戦略系は「各段2〜3年」と言われています(転職の専門家の見方)。

あなた上がれないと辞める、って聞きますけど……。
ルート君
ルート君「アップ・オア・アウト」だね。決まった年数で上がれなければ去る、という文化のこと。会社がこれを公式に書いた文書は見つからなかったけれど、人手不足や働き方改革で厳しさは和らいでいるという見方が多いよ。同じ階級のまま、専門性で活躍する道も広がっているんだ。

「厳しさは和らいでいる」「同じ階級で活躍する道が広がっている」は、転職の専門家の見方です。面接で年数や文化を話すときは、「〜と言われている」と添えると安全です。

面接ではこう話そう

「入社後、どんな仕事をしたいですか?」と聞かれたら

テーマと業界の組み合わせで答えます。

いまの経歴に近いものを開いてください

営業から

まずは、前職と同じ製造業のお客様を担当するチームで、営業や販売の仕組みを見直す業務改革に関わりたいと考えています。

法人営業として、受注から納品までの流れのどこで手間が生まれるかを、現場で見てきました。

数年後には、営業・マーケの改革のテーマで専門性を持ち、お客様に頼られる存在になりたいです。

金融から

金融業界を担当するチームで、銀行の業務改革やデジタル化の案件に関わりたいと考えています。

支店で融資の手続きと法人営業を経験し、紙と手作業の多さを身をもって知っています。

現場を知る強みを生かしながら、将来はリスク管理など、金融ならではのテーマの専門性も身につけたいです。

人材から

人事・組織のテーマのチームで、人事制度や採用の仕組みづくりに関わりたいと考えています。

人材紹介で多くの企業の採用課題を見てきて、採用の手前にある評価や育成の仕組みに課題がある会社が多いと感じています。

業界を問わず、組織の課題を解く専門性を身につけたいです。

SE・ITから

ITのテーマで、システムの構想や製品の選定から関わる仕事をしたいと考えています。

SIerで要件定義から運用まで担当し、導入した後に使われないシステムも見てきました。

業務とITの両方が分かる立場で、お客様が本当に使える仕組みを一緒に決めたいです。

ポイント「何でもやります」より、テーマと業界の組み合わせを1つ言えると、入社後の姿が伝わります。

まとめ

  • 職種は、戦略・業務・IT・人事組織・財務M&A・リスクなどのテーマに分かれる
  • 多くの会社は、業界別とテーマ別のチームを組み合わせる
  • 階級の呼び名と段の数は、会社ごとに違う
  • 昇進の年数を公式に出す会社は見つからない。年数は「〜と言われている」と話す

← コンサルティングの一覧に戻る