AIと法律で変わるマーケターの仕事
自動化・AI検索・ステマ規制

設定はAIに。
人には決める力が
残る。
GoogleやMetaの広告は、入札や配信先、広告文までAIが自動で決める時代になりました。検索も、AIが答えをまとめて見せるようになっています。
一方で、ステマ規制や景品表示法など、広告のルールは厳しくなっています。
これからのマーケターに何が求められるのかを見ていきましょう。
- 広告の自動化の流れ
- AI検索とCookieで変わる計測
- 広告のルール(ステマ規制・景品表示法)
Q1広告の自動化は、どこまで進んでいるの?

Googleは2021年に、1つの設定で検索・YouTube・Gmailなどへまとめて配信するP-MAXを全ての広告主に広げ、2025年にはキーワードなしで検索語を探し、広告文まで自動で作るAI Maxを発表しました。Metaは2026年末までに、広告づくりから配信までを完全に自動にする計画だと報じられています(報道)。
ただ、自動化のあとから、どこに配信されたかを見られる機能や、除外の設定が足されています。AIに任せつつ、確かめて方向を決めるのが人の仕事になっています。

Q2AI検索やCookieで、何が変わるの?
Googleの検索には、AIが答えをまとめる「AIによる概要」(2024年8月)や「AIモード」(2025年9月)が日本でも入りました。検索結果をクリックせずに済む人が増え、SEOに頼るメディアの流入が減り始めています。
広告の計測も変わりました。Appleは2021年からアプリでの追跡を本人の許可制にし、Googleはサードパーティクッキーの廃止をやめたものの、関連する仕組みの多くを2025年に終えました。今は、会社のサーバーから成果のデータを広告媒体に送る方法(Metaのコンバージョン APIなど)が広がっています。
日本でも、サイトの利用者の情報を外に送るときのルール(2023年6月)や、改正個人情報保護法(2026年7月成立、課徴金の新設など)が整えられています。
Q3広告のルールで、知っておくことは?

2023年10月に始まったステマ規制で、広告なのに広告だと分からない表示が禁止されました。2024年6月の医療法人への措置命令が最初で、その後、RIZAP、大正製薬、ロート製薬などにも命令が出ています。
「No.1」の表示も問題になっています。使ったことのない人に印象を聞いただけの調査でNo.1と表示する例を、消費者庁が問題視しました(2024年9月)。成果報酬型やアフィリエイトの仕事では、表現のルールを知っていることが信頼につながります。
「AIが広告を自動で運用する時代に、あなたは何をしますか?」と聞かれたら
AIに任せることと、人がすることを分けて話します。
設定や入札はAIに任せ、私は、誰に何を伝えるか、どの数字で成果を測るかを決めることに力を使います。
前職でも、生成AIで広告の案を20本作り、その中から伝えたいことに合うものを選んで試すことで、作る時間を半分にしながら当たる広告を増やしました。
AIを使いこなして、人にしかできない判断に時間を使うマーケターでいたいです。
ポイントAIを使った感想だけでなく、自分の仕事がどう変わったかを体験で話しましょう。
まとめ
- 広告はP-MAXやAI Maxなどで自動化が進み、人には確かめて方向を決める仕事が残る
- AI検索で検索からの流入が減り始め、計測はサーバーから送る方法へ
- ステマ規制(2023年10月)と改正景品表示法(2024年10月)で、表現のルールが厳しくなった
- 表現のルールを知っていることが、マーケターの信頼につながる