どこから、どこへ
出身別の転職ルートと年収

マーケに来る人の
約7割は
別の職種から。
マーケの仕事に転職した人の約7割は、前の職種がマーケ以外です(リクルートエージェント経由、2022年度)。
営業、SEO、SNS運用、制作、スクール、フリーランス。どこから来て、どこへ移る人が多いのか。出身ごとのルートと、年収の目安を見ていきましょう。
- 出身別の主な転職ルート
- 年収の目安と、下がることもある点
- 入社した後のキャリアの道
Q1どこから、どこへ移る人が多いの?

営業の人がWebマーケの業界に未経験で入るとき、入口はほとんどが代理店のアカウントプランナーです。運用やプランナーの職は広告の実務経験を求める求人が多い一方、アカウントプランナーは業界を問わない営業経験で入れる求人があるからです(求人票から)。
採用ページでは、信託銀行や生命保険、人材、不動産、旅行会社の営業からアカウントプランナーになった人が紹介されています(採用広報)。マイクロアドは「中途入社社員の約9割が業界未経験からスタート」としています。

Q2年収は、どれくらい?
| 職種 | 給与の例 |
|---|---|
| アカウントプランナー | サイバーエージェント 月給42万円〜(年俸制)、電通デジタル 420万〜700万円(未経験可の求人。働き方の種類で上がる) |
| 広告運用 | Macbee X 月給37.0万〜74.1万円 |
| SNS運用 | 未経験可の入口 288万〜550万円、経験者 400万〜825万円(SNSの支援会社) |
| クリエイティブディレクター | ナハト 420万〜600万円、北の達人 444万〜1,068万円 |
| 事業会社のマーケ | LINEヤフー 750万〜900万円、マネーフォワード 750万〜1,200万円(経験3〜5年以上) |
固定残業代を含む求人が多く、含まれる時間も会社ごとに違います。会社どうしを単純に比べないでください。
dodaの調査では、Webマーケティングの平均年収は471万円、20代414万円、30代514万円です(2025年版)。
気をつけたいのは、前の仕事によっては年収が下がることもある点です。平均で見ると、銀行の営業(493万円)から、ネット・広告・メディアの営業(452万円)に移ると下がる計算です(doda 2025年版)。一方、サイバーエージェントのように高い水準から始まる会社もあります。会社ごとに確かめましょう。
Q3入社した後は、どんな道があるの?

代理店で経験を積み、上の代理店や事業会社、GoogleやMetaなどの媒体社へ移る人が多いと言われます。事業会社や媒体社の求人は、運用やマーケの経験3〜5年以上を条件にすることが多く、まず支援する側で腕を磨くのがよくある流れです(主張)。
SNSの支援会社では、運用のメンバーからディレクター、プロデューサーへと上がっていき、「中途入社から2年で部長」の例も紹介されています(ホットリンクの求人)。
フリーランスから正社員に戻る人の行き先は、事業会社のマーケ(責任者の候補を含む)、支援会社、それまでの取引先などです。くわしくは「フリーランスから正社員に戻る方へ」の読み物も見てください。
「5年後、どうなっていたいですか?」と聞かれたら
段階を追って、任されたい役割で話します。
いまの経歴に近いものを開いてください
営業から(アカウントプランナー)
まず3年で、担当するお客様の広告の成果を安定して出し、運用や制作のメンバーと一緒に大きな提案をまとめられるようになりたいです。
そのうえで、いくつもの媒体をまたいだ全体の計画を任され、5年後にはチームを率いて大きな予算を預かるプランナーになりたいです。
SEO・広告運用から
まず3年で、担当する広告の成果を安定して出し、後輩に運用を教えられるようになりたいです。
そのうえで、検索だけでなくSNSや動画もまたいだ全体の計画づくりや、お客様の売上まで踏み込んだ提案ができる立場を目指します。
SNS運用から
まず3年で、担当するアカウントの成果を、売上や指名検索の数字で示せるディレクターになりたいです。
5年後には、SNS広告やインフルエンサー施策も組み合わせた計画を任されるプロデューサーとして、チームを率いたいです。
Webデザイナー・動画編集から
まず3年で、配信後の数字から勝つ広告の型を見つけ、作り直しを指示できるクリエイティブディレクターになりたいです。
5年後には、制作チームを率いて、商品の伝え方そのものを決める立場になりたいです。
ポイント「いずれ独立」より、この会社で何を任されたいかを段階で話しましょう。
まとめ
- マーケの仕事に転職した人の約7割は、前の職種がマーケ以外(リクルートエージェント、2022年度)
- 営業はアカウントプランナー、SEOはAI検索や広告、SNSは支援会社や広告、制作はクリエイティブディレクターが主な入口
- Webマーケティングの平均年収は471万円(doda)。前の仕事によっては下がることもある
- まず支援する側で腕を磨き、上の会社や事業会社へ進むのがよくある流れ