CariBell
上級9本中 9本目約4分

フリーランスと正社員を行き来する

案件の変化と、戻るときの見られ方

ルート君

フリーランスの仕事は、
上流に
寄ってきた。

エンジニアは、フリーランスとして働く人が多い仕事です。

ただ最近は、フリーランスから正社員に戻る人も増えています。AIで仕事の中身が変わり、上流の仕事や出社の案件に偏ってきたからです。

フリーランスの今と、正社員に戻るときのポイントを見ていきましょう。

この記事でわかること
  • フリーランスのエンジニアの今
  • 正社員に戻る動き
  • 戻るときに聞かれること

Q1フリーランスのエンジニアは、今どうなっている?

フリーランス協会の調べでは、主な収入源が「エンジニア・技術開発系」の人は16.1%でした(2026年、回答1,426人)。レバテックフリーランスは、首都圏のWeb・アプリのエンジニアが週5日働いた場合の平均年収を881万円としています(2023年5月、会社の発信)。

フリーランスのエンジニアの今(レバテック、2026年6月時点)。AI・DX関連の案件:1年で約3.1倍。PM(プロジェクトマネージャー)の案件:3年で3倍以上。フルリモートの案件:約30%に低下。仕事が消えたのではなく、上流と出社の案件に偏った。

レバテックによると、AI・DX関連の案件は1年で約3.1倍、PMの案件は3年で3倍以上に増えた一方、フルリモートの案件は約30%に下がりました(2026年6月時点、会社の発信)。生成AI関連の案件は単価が高く、コードを書くなどの下流の仕事は単価が下がっている、という声もあります。

Q2正社員に戻る人は、増えているの?

日本経済新聞によると、2024年4〜9月にフリーランスから会社員に転職した人の数は、リクルートエージェントで2019年の同じ時期の2.8倍、dodaで2.7倍でした。ITのフリーランスがIT企業などへ移る例が目立つと報じられています。

30〜50代のITエンジニアへの調査では、フリーランスの67.9%が正社員になることを考えたことがあり、23.1%が実際に動いていました(Hajimari、2026年、会社の発信)。

あなた私もフリーランス4年目で、正社員に戻るか迷っています。年収は下がりますよね。
ルート君
ルート君戻った人の年収は、フリーランスのときの7〜8割が多いという声がある。ただ、会社員には社会保険や有給休暇、賞与もあるから、手取りだけでなく全部まとめて比べることが大切だよ。
フリーランスから戻るときに会社が気にすること。言われた仕様どおりに作るだけでないか。30代でリーダー、40代でマネジメントの経験があるか。希望年収が、社会保険などの違いを考えた額か。事業への関心とチームで働く姿勢があるか。(転職の専門家の見方)

Q3戻るときは、何を聞かれる?

面接では「なぜフリーランスになったか」「なぜ正社員に戻るのか」「また独立しないか」「希望年収の根拠」がよく聞かれます。「安定したい」「家族のため」は本音でも、最初に言う理由にはしないほうがよいとされます(転職の専門家の見方)。

40歳をこえて案件が減ったという声もあり、年齢が上がるほど、リーダーやマネジメントの経験が見られます。

2024年11月に始まったフリーランスを守る法律で、取引の条件の明示、受け取りから60日以内の支払い、長い契約を途中で切るときの30日前の予告などが決まりました。フリーランスを続ける場合も知っておきましょう。

面接ではこう話そう

「なぜ正社員に戻るのですか?」と聞かれたら

独立で得たことと、組織でこそできることを話します。

いまの経歴に近いものを開いてください

フリーランスのエンジニア

4年間フリーランスとして、5社の開発に関わってきました。

いろいろな技術とお客様の業務を知れたことは大きな財産です。

一方で、契約の期間が終わると、作ったサービスがその後どう育つかに関われませんでした。

一つのサービスに腰を据え、チームで長く育てる側に回りたいと考え、正社員を選びました。

フリーランスのWebマーケター

フリーランスとして3年、いくつもの会社の広告運用を手伝ってきました。

短い期間で成果を出す力はつきましたが、計測の仕組みやデータの整備など、長い目で取り組む仕事には関われませんでした。

正社員として、マーケとデータの両方から事業の成長に責任を持ちたいと考えています。

ポイント「独立がうまくいかなかった」ではなく、独立で得たことと、組織でこそできることをセットで話しましょう。また独立しないかと聞かれたら、この会社でやりたいことを具体的に伝えます。

まとめ

  • フリーランスの仕事は、AI・DXやPMなど上流と、出社の案件に偏ってきた
  • フリーランスから正社員に戻る人は増えている(2019年の約2.7〜2.8倍)
  • 戻るときの年収は7〜8割が多いという声。社会保険なども含めて比べる
  • 面接では、なぜ戻るのか・また独立しないか・希望年収の根拠が聞かれる

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